楽焼とは?2026.10.21
【骨董・陶芸・作家辞典】~楽焼とは~
【概要】
楽焼(らくやき)は、安土桃山時代の16世紀後半、京都で始まった日本の伝統陶芸です。茶の湯を大成した千利休の好みを受け、陶工・長次郎が茶碗を作ったことが、その始まりとされています。
楽茶碗の大きな特徴は、ろくろを使わず、手で土を形づくり、へらで削りながら成形することです。手仕事ならではの柔らかな姿や、素朴で落ち着いた風合いが魅力です。
代表的なものに、深みのある黒色の「黒楽」と、温かみのある赤色の「赤楽」があります。茶碗を中心に、作者の個性や茶の湯の美意識が表現されてきました。
楽焼は、茶の湯の文化と日本の美意識を伝える陶芸として、現在も受け継がれています。
【楽焼の歴史】
楽焼は、安土桃山時代の京都で、樂家初代・長次郎によって始められました。千利休の好みを受けて生まれた楽茶碗は、茶の湯の美意識を表す器として発展しました。
当初、楽茶碗は「今焼茶碗」などと呼ばれていました。その後、「樂焼」「樂茶碗」という名称が使われるようになりました。
樂家には、豊臣秀吉から「樂」の字を賜ったという伝承も残されています。以来、樂家の陶工たちは伝統を受け継ぎながら、それぞれの時代に応じた作品を生み出してきました。
約450年にわたり受け継がれてきた楽焼は、現在も茶道具を代表する陶芸のひとつとして親しまれています。
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